医療福祉経営支援コンサルのブログ

医療福祉経営の情報提供のブログです。

看護必要度とベッド単価とDPC

何かの歌のようになってしまいました。診療報酬改定のお話です。 予定では明後日3月5日に令和2年度の診療報酬改定告示がでます。皆様の病院では今回の改定をどのように捉えているでしょうか。点数的には大きな変動はなくマイナーチェンジ的に捉えられるお話…

2020年度の改定率は全体で-2.5%以上のマイナス改定に?

財政制度等審議会が11月1日に開かれた部分で、表題のようなお話が出てまいりました。財務省では、診療報酬全体を1%引き下げると、患者負担も含めて年間約5,000億円の削減になるとしています。 令和元年9月26日の厚労省からの発表によると、平成29年度の国民…

2020年度診療報酬改定に向けて

11月1日に開かれた財政制度等審議会において、財務省は2020年の診療報酬改定ではマイナス改定を求めました。根拠として、近年の改定率が賃金や物価の推移と比べて高水準であることとしています。またこの改定率に関しては、病院と診療所に差をつけることも求…

令和2年度改定における療養病床の経過措置

平成30年改定において、経過措置まで含めると療養病床の区分は4類型となりました。医療法と診療報酬の人員配置基準のすり合わせが進み、20対1以外は明確な減算となっています。また再編先として介護医療院が制度化されたのは記憶に新しいところです。 で…

公立・公的病院の再編統合

9月26日に厚生労働省内の「第24回地域医療構想に関するワーキンググループ」にて、かねてより検討中とされていた再編統合の視点で、抜本的な役割の見直しが必要であるとされる病院が名指しされました。 このWGでの分析結果をもとに、厚生労働省は各県に、202…

特定処遇改善加算

皆さんの事業所は算定お困りでないでしょうか。 参院選が終わった後で駆け足での制度開始なので、QAをみながら悩んでいる事業所も多いのではないかと思います。ただし、このような場合は細かい算定論点ももちろん重要ではありますが、実は制度設計の趣旨をき…

看護必要度から見る病院の舵取り(急性期)

1.平成30年報酬改定による看護必要度の変化 平成30年診療報酬改定によって看護必要度の要件が大きく変わりました。変更点は、現行の評価方法に加えて、AとC項目については診療実績データ(EFファイル)での評価も可能となった点です。 診療実績で…

3rdG:ver1.1受審にあたって その2

1.ケアプロセスで問われる書類 ケアプロセスの評価をすることは、入院から退院までを一連の流れとして確認・評価を行うこととなります。この評価に関してはカルテや様々な約束事を示す書類・マニュアル・規程によって証明することにもなります。つまり当日…

病院機能評価 カルテの選定テクニック

1.病棟と1例目カルテの選択方法 前回は病院機能評価の基礎ともいえる自己評価についてお伝えいたしました。今回は受審にあたっての病棟とカルテの選択についてお伝えします。 受審病棟は病院を代表し、特徴をよく表している病棟を選択することが求められま…

3rdG:ver1.1受審にあたって

1.3rdG:ver1.1受審にあたって さて前回は病院機能評価の概略についてお伝えいたしました。今回は受審にあたってより具体的な注意点等をお伝えします。 前レポートで述べたとおり、現在の評価基準はストラクチャー重視ではなくプロセス重視、つまり前回審査…

病院機能評価受審対策 はじめに

1.変わる外部評価 近年医療介護領域において、様々な外部評価が要求されつつあります。今回はその中の一つ、医療機関の臨床に入り込む病院機能評価についてお伝えいたします。 そもそも病院機能評価とは、約20年前に病院機能そのものを監査する目的で運用…